事例 医療・福祉

淡路島で唯一の助産院の開院支援事例

淡路島に根差して、大切ないのちをつないでいきたい

 淡路島では、出産できる施設が県立医療センター1箇所のみとなり、出産にあたっては当該医療センターか、島外の施設を選択せざるを得ない状況でした。こうしたなか、淡路島出身の助産師である創業者様から、当金庫に対し、助産院を開業したい旨の相談がありました。
 同氏は病院勤務からの転身であったため、当金庫では創業の構想段階から事業計画に対する助言を積極的に実施するとともに、開業場所についても当金庫取引先の空き店舗を紹介し、入居されました。
 開業に向けては、大正大学地域構想研究所の元専任講師により設立された共創型プラットフォーム「淡路ラボ」と連携してインターンシップを募り、応募した大学生が助産院の広報や宣伝活動、内覧会のイベント企画などの支援活動を担いました。
資金面では、当金庫、地元金融機関、公的金融機関が協調融資を実施しております。この際、当初計画していた設備投資額では返済負担が大きいことから、借入は半分程度に抑え、残る半分については「ふるさと納税型クラウドファンディング」の活用を提案し、約1万3千人から資金が集まりました。
 また、設備投資を抑えるために「ものづくり補助金」の申請支援を行い、最新のエコーや電子カルテ等の導入に至りました。
 2023年9月には当金庫の推薦で全国商工会議所女性連合会が企画する「2023年度 女性起業家大賞」に応募し、「スタートアップ部門 優秀賞」を受賞されました。

信用金庫の支援内容

事業計画の策定支援、補助金申請支援
創業の構想段階から事業計画に対する助言を実施するとともに、ものづくり補助金の申請支援を実施しました。
創業融資、開業物件の紹介
地元金融機関、公的金融機関とともに協調融資を実施したほか、開業物件として当金庫取引先の空き店舗を紹介し、入居が決定しました。

この事例を担当した信用金庫

淡路信用金庫
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