事例 飲食

ラム肉主体の鉄板焼きや、羊肉を使ったコース料理を提供する料理店の創業支援

地元の誇りを新たな形でつなぐサポート

 創業者の出身地である愛知県一宮市は、かつては「毛織物王国」と呼ばれるほど繊維産業が栄えており、街も大きく成長しました。しかし、時代と共にその様相は薄れていき、現在では、名古屋市のライフタウンとしての側面が強くなっています。このような状況を受け、当金庫では、毛織物の材料である羊毛や羊毛の提供主である『羊』そのものに着目した、『いちのみや=ひつじの街』といった一宮市のブランド化を推進しております。
 創業者様は、飲食に関わる仕事に10年近く従事していた経験と、海外で2年間羊肉について学んだ経験を活かして、「一宮市の地域活性化に繋がる取組みがしたい」と考えていました。そんな創業者様の想いが、当金庫が推進する『街おこし』と一致したこともあり、当金庫に対し、ラム肉主体の鉄板焼きや、羊肉を使ったコース料理を提供する飲食店の開業支援にかかる相談がありました。
 当金庫は、創業計画・収支計画の策定をはじめ、信用金庫の「つなぐ力」を活用した支援を行いました。具体的には、同じく羊に着目した街づくりを進める、北海道の北星信用金庫様(平成27年8月に広域連携を締結)のサフォーク(品種)を取り扱うお取引先をご紹介いたしました。創業者様は、お取引先様の農場見学等を通じ、羊の成育を一から学習し、羊肉の美味しさをより多くの人に知ってもらうための努力をされました。
 創業者様は、完全予約制の導入によるフードロスの削減や、羊肉の国内生産・国内消費の普及に努めており、これからの飲食店のあり方や食品廃棄物の抑制に繋がる取組みにも注力しています。
 当金庫は、今後も『地域のための信用金庫』として、創業予定者様の夢の実現に寄り添った創業支援に全力で取組んで参ります。

信用金庫の支援内容

外部機関と連携して事業計画書の策定支援
事業計画書の作成に不慣れな創業者様に対し、日本政策金融公庫と当金庫が連携して事業計画書の策定をサポート
北星信用金庫との広域連携
当金庫と同じく羊に着目した街づくりを進める北海道の北星信用金庫と平成27年8月に広域連携を締結し、共通する地域資源を生かした地域活性化策を推進

この事例を担当した信用金庫

尾西信用金庫
信用金庫の情報を見る

フォームから簡単に問い合わせ

この事例について問い合わせる